Aさん 19歳 男性

高校1年で中退。以降ひきこもり状況。家族との会話無し。外出もしない。交友関係も無し。

 

家族の問いかけにも無反応。夜、寝静まってから食事をする。地域の保健所に相談するも、保護者の相談のみしか対応されず。

 

保護者相談から家庭訪問を開始。約10回の家庭訪問を実施。沈黙のまま部屋にいる。自室の前で情報提供を含めた話を語りかける。

このまま状況的に変化が無いのであれば、今のまま黙って見守ることできないから、話し合うために扉を開けさせてもらうことを伝える。

状況的に変化が無いので、扉を開けさせてもらうことを伝えると、自ら空けてくれて、Aさんと初めて会える。

 

それまでの、語りかけられたことは聞いていたようで、1時間ほどの話をした後、自宅やその周辺で具体的な活動をしていくことは困難であるとの理由から、青少年自立援助センターの入寮を自ら決める。

1ヵ月後入寮。対人面や就労に関する基礎的な体験をしながら、高校認定試験を受験合格する。

 

その後、職場実習等を体験して、入寮2年で就職・卒寮する。