東京福祉専門学校からの依頼で、心理カウンセラー科と社会福祉科の1年生およそ80名を、2日間で4回に分けて受け入れました。
1年次に自らの職業像を明確にする「チャレンジプログラム」。コロナ禍で入学当初からオンライン授業の1年生は、関連する施設見学もままならず、先生方が必死に見学先を探されている中で、YSCに打診がありました。
受入れに際しては、換気を十分しながら、全員に検温、手指消毒、マスクの着用をお願いしました。
YSCの歴史や事業概要、寮やジョブスペース游の支援内容、職員の属性や働き方について1時間、施設見学30分、質疑応答30分の計2時間。
熱心に質問してくれる学生たちについこちらも熱くなってしまいましたが、ひきこもり支援の現場に関心を持ってくれた学生さんが何人もいたことも嬉しかったです。
以下、先生から掲載の許可をいただいた学生たちの事後課題から一部抜粋
(原文)
・私が以前にテレビで見た施設では、少し強制的に施設へ行き、パソコンやゲーム、スマートフォンの使用時間なども決められていました。今回訪問をして、イメージと全く違ったので驚きました。
・最近ではゲームやアニメに夢中になることがひきこもりの原因のように思われがちであると思いますが、ゲームやアニメを通じてコミュニティが広がることが多くあり、大切なことだと思います。
・これからの学校生活の中で、バイトやボランティア、グループ活動などを通して、自分の引きだしをたくさん増やしていきたいと思いました。
・ソーシャルワーカーの仕事として、このような施設で働くことができることを知り、自分の視点を広げることができてよかったです。
(担当スタッフより)
私は月1回、当事者やそのご家族、関係機関の方を対象に本部で施設見学会を開催したり、外部のセミナーでお話させていただく機会がありますが、そのほとんどが、YSCの支援や場に関心のある方たちに向けてのものです。
今回、授業の一環として参加された当事者と同年代の学生さんの事後課題を拝見し、そういう見方や捉え方があるのか!そういうところを見てるのか!と新たな視点に気づくことができ、今後の広報や伝え方を見直す良いきっかけをいただけました。
そして将来共に働く仲間と出会うきっかけになったら、嬉しい限りです!